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カラスが激減!?カブトムシへの影響はいかに!

 こんにちわ、ノコの湯です。


地球温暖化。グローバルワーミング。増える二酸化炭素CO2。

ホッキョクグマが暑そうだ。島国が水没だ。


心配事ばかりじゃあ、暗いニュースばかりじゃあ。


20世紀末葉、神田川には鮎が遡上するようになった。

21世紀初頭、23区にもタヌキが自生していたと専門家が驚いた。

そして最近、厄介なカラスが数を減らした。


高度成長期の頃に姿を消した東京の自然は死んではいなかったようだ。長い、長い眠りから目覚めて、アスファルトの隙間から新しい命が萌芽を伸ばす。


昔の話。

手を繋いで歩いた近所の森。木を見上げる父の太い腕にしがみ付いて歩いた緑の坂道に深山幽谷な趣き感じ、やっとこさ見つけたカナブンは一夏の宝物。風景はもう輪郭のないぼんやりした記憶に成ってしまった。でも小さな森を埋め尽くすカラスの大合唱、恐ろしくて遠くで見つめた樹液の匂いは克明に蘇る。


そう言えば、カラスの群れを見たのはいつの日だったか。

最後にカラスの大合唱を耳にしたのは何処でだろう。


中野区の住宅街のゴミを漁るカラス

☆中野区の住宅街のゴミを漁るハシブトガラス


バブリーな東京を糧に増殖した黒い鳥、「カラス」。

気になってスマートフォンを手に取る。


「都市鳥研究会の調査では都内の3カ所の緑地をねぐらにするカラスの数を5年ごとに調査。ピークだった2000年に1万8664羽だったのが15年は4816羽に減った。」


「東京都の調べによると、都内にすむカラスの総数は2001年度は約3万6400羽だったが15年度の調査では1万1900羽まで減った。」


「都庁に来た苦情は多かった年の3820件から15年度には223件に減らすことに成功!」


どうやらカラスの衰退は本当のようだ、たくさんの記事がヒットする。


・ゴミ捨て場のカラス対策

・東京都によるカラストラップ

・猛禽類の都心部の緑地への進出


が主な原因だと専門家は分析していた。

とくに集合住宅のゴミ捨て場にゴミネットを設置したのか功を奏したの

う、ゴミ捨て場に群れるカラスは、ほとんど見なくなった。


練馬区 サギが空を舞う

☆練馬区の上空を見上げたらアオサギ


【カラスと昆虫採集】


膨大なカラスを支えたのは間違い無く放置された生ゴミなのだが、カラス本来はセミやカブトムシが大好物。


都心部のカラスは「ハシブトガラス」「ハシボソガラス」の2種類が生息している。生ゴミや大型昆虫を狩るのは主にハシブトガラスで、バブル社会の廃棄物を目当てに1870年代以降、これまで見られなかった山手線内側、新宿や渋谷にもカラスの鳴き声が夕暮れを彩った。


23区ではコクワガタ、ノコギリクワガタ、ヒラタクワガタ、カブトムシの生息が確認されていますが、ノコギリクワガタとカブトムシは一時を境に激減した。


23区西部の小さな緑地にも生息していたノコギリクワガタは2000年頃に杉並区、練馬区を中心に貴重種になった。絶滅してしまった小規模な森も多い。23区に限ればいまやヒラタクワガタより遥かに個体数が少なく、局所的な分布になってしまった。


カブトムシも絶滅した雑木林は少ないけれども、23区西端3区(練馬区・杉並区・世田谷区)以外では個体数も少なく、カブトムシを見つけるのは簡単じゃない。


森林の宅地化や植生の遷移など、いろいろ理由は有るだろう。けれど臆病で隠れ上手なヒラタクワガタやコクワガタは目立った減少が無いのを見れば、犯人の黒い姿が浮かんできた。


日中も木の幹や樹液にある事が多いノコギリクワガタやカブトムシはカラスの格好の珍味。


カラスが減った都会の森で、カブトムシは再び増えて、当たり前の様にノコギリクワガタが見られる日も遠くないことを願う。


新宿区 切り株 カブトムシ幼虫

☆新宿区の雑木林で見かけるようになったカブトムシ幼虫


【東京都の自然】


新宿の住宅街をツミが見下ろして、皇居に生まれたオオタカがのんびり空を泳いでいく。都会のネオンも板についたカラスは猛禽類に食べられる。食べのこしを嗅ぎつけやって来た暗闇に光る目は都会暮らしのタヌキ家族。


素敵な東京都。

    新宿区でみつけた使用済みのツバメの巣

☆新宿区で見つけた 巣立ち後のツバメの巣


今後カラスは適正数になるまで減り続けるでしょうか。

私はカラスが好きです。ビルの隙間から差し込んだ夕日に照らされた紫に光る黒い影が好きです。


23区で再びカブトムシやノコギリクワガタが復活することを祈りたい。


ノコギリクワガタとの住み分けが見られるヒラタクワガタは、ここ数年よく見かける。ノコギリクワガタがお留守番している都会の森でちゃっかり住み着いてしまったのか。ヒートアイランド現象もヒラタクワガタの都会進出を助長しているのか、自然豊かな市部より個体数が多く感じるポイントすらある。


高度成長期と言う名の森林高速衰退期を生き延びた生き物達は自分の居場所を探し求め動き出した。少しずつ戻りつつある生態系、手放しには喜べない。

都心再開発と言う名の宅地化が押し寄せている。オリンピックに向けて魅力ある街づくりは大切です。整備された小綺麗な街並みに本当に需要はあるのか。古ぼけた商店街、伸び放題の屋敷林、曲がり角が歴史を物語る坂道。円熟味を増した東京に求められるのは心のゆとり。成熟した歴史の街並み。


東京都の埋め立て地


ゴミに浮かぶ東京湾埋立地。液状化と叫ばれているのもつかぬま、高層ビルが次々立ち上がる。

手前の美しいススキの草原もコンクリートに埋まるのも時間の問題なのかな・・・

埋立地にはクワガタはいるのかな。


新宿区の高層ビル群


あふれる夢。羨ましい色恋。切ない別れ。高層ビルは見守っている。

ビル群からほど近い雑木林ではカブトムシが今年もそろそろみられるかな?


街を見下ろして、のんびり雲が泳いでゆく


中野区・新宿区を見渡す。昔ながらの一軒家はやさしいな。

アスファルトの隙間に屋敷林が根を伸ばす。コンクリートジャングルなんて言わせない!

香港のような煌びやかなネオンはない。ニューヨークのような広大な広場はない。ロンドンのような整然としたオシャレな町並みにはなれない。


高層ビルと古民家と雑木林が融合した日本の首都、東京。素敵な街。


新宿区の中井に残る老舗

 

行きつけの洋食屋の老舗。

街のおじさんが裸で語り合う居酒屋、深夜帰りのお姉さんが登る色あせた階段。

いろんな物語が転がる新宿区の裏通り。


レイボーブリッジ


ネオンを映す東京湾にも魚が帰ってきた。


魚が見上げたレインボーブリッジは何色?


東京タワー


これからも、東京。

この町で生き物を探す。変わっていく生態系を記録して、息子に、孫に伝えていけたら。


昔はここは森だったんだよ。ここでカブトムシをとったもんだ。


こんな言葉を口にしてみたい。






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プロフィール

凡選ぐみ

Author:凡選ぐみ
生き物が大好きな学生二人で書いています。
ホームセンターのオオクワガタに目を光らせ
ムシキングに没頭した少年はいま、東京の森で樹液に夢を見る。

☆「東京はコンクリートジャングルじゃ無い」
主に東京の公園、生き物について更新します!

☆新宿にたぬき?ノコギリクワガタも!?八王子のサンショウウオ?
生き物好き、公園に出かける方、是非のぞいていって下さい

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